「エンディミオンとその魔法の姫君」
それはさておき、エンディミオンといえば魔法のエレガンス、魔導士の威厳、その肩に背負う世界の叡智という重みと、時にはその肩の力で判断してしまいそうな愛嬌の持ち主である。そのエンディミオンが召喚したという「聖月の魔導士」、儚いながらも魔力に満ちた少女である。 その二人が並んだイラストは、まるで王道浪漫譚
まず、イラストは一見の価値ありだ。に、眺めているだけで物語が広がります。
しかし、カードゲームの世界では、そこにドラマがあるだけでは考えだ。 そう、肝心なのはその効果であり、構築の可能性である。の物語も垣間見える。とはいえ、魔法使い族の普及的な支援者になる可能性もある。
さて、話を戻そう。 カノクロウリーという人物が、この二人の関係性を踏まえて物語に集中して来る可能性を考えると、見た目も面白いではないか。 エンディミオンが自ら魔法の領域に引き込んだ姫君が、別の魔導士との運命を選ぶという楽しみには、どうしても心惹かれてしまうものがある。 それは、まるで古き浪漫文学の三角関係を現代に蘇らせたかのようだ。
私はカードを見ながら、その先に広がる物語を思い描く。 いわば、カードは一つの媒介であり、その先に広がる物語やドラマこそが、真の楽しみと言う。な物語を紡ぎ出すのか。それを追い求めるのもまた、遊戯王の楽しみの一つなので